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【Field Report No.101121 reported by 酒井 健太(MONITOR)】

5 高水温で移行していた海も季節と共に水温も下がり始め、待ちに待ったクロ釣りシーズンの到来だ。
地元長崎の磯でもクロの便りを頻繁に耳にするようになり、11月21日長崎市神の島町から渡船で渡れる、神の島「松島の上」を予約することにした。このポイントを選んだ理由は、

渡船代が安い2500円(財布にやさしい)
この時期、尾長、口太両者狙える

当日、天気にも恵まれ朝6時30分釣り開始。松島はポイントが沖のため、遠投しやすいケイズレビウスティピー00+クッションストッパーをチョイスした。レビウスは自重が13㌘あり遠投が容易で、5ミリテーパーなので軽い仕掛けでもスムーズに落とすことが出来るという大きな特性があるウキだ。

釣りを始めて2投目、先打ちのマキエに仕掛けを合わせ流すとラインが弾かれた。アワセを入れ上がったのは、30cmほどの口太だった。次も早く追加したいところだったが、ツケエが残ってきた。いつもなら7号ほどのジンタンを打つが、この時は仕掛けの投入点をより潮上にして、ポイントまでのストロークを長く取り仕掛けをなじませた。すると、アタリがあり少しサイズアップした口太をキャッチできた。いつもと違う事をすることも勉強になると実感した。

朝マズメを終え下げ潮になると潮が動かなくなった。この頃からスズメダイ、コッパグレが幅を利かせ始め、ウスバハギもチラホラ見えしばらくエサだけ盗られ苦戦した。どうやら魚のタナが浅く、エサ盗り、本命のアタリを取れていないような気がしたのでウキを黒魂スイッチ00に換え、ハリスを1ヒロ半弱に変更。前者の仕掛けより穴の径が小さいのでアタリも演出しやすく、仕掛けもゆっくり落とすことが出来た。

 この仕掛けでアタリを拾えるようになり、沖のポイントを壊さないように投入点のローテーションを組み拾い釣りでグレを追加できた。納竿2時間前、下げが流れ始めエサ盗りが沖に出なくなった。バランサーをウキに貼り、沖の潮をダイレクトに狙うと35cm近い尾長を3枚追加。

ここで私は竿を置き、今回同行してくれたフカセ経験が少ない本田君(ビルダー専攻)にライン操作等をアドバイス。僕のアドバイスが下手なのもあり、なかなか魚にありつけない。しかし、めげず頑張っているといきなりラインが走りアワセが決まった。本人もクロの強い引きにビックリしながらも仕留めたのは、今日一番のサイズ38cm1000gの丸々した口太だった。
またここに一人のフカセファン(全層ファン)が誕生した。


フィッシングアカデミー フィッシングカレッジ  2年 酒井 健太 (
2010年4月酒井さんはキザクラ初の学生モニターに任命されました。)
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