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【Field Report No.140902 reported by 中曽忠直(MONITOR)】

8月24日、能登半島の東側、富山湾に面する内浦海岸へチヌを狙いに行ってきました。

クラブキザクラ北陸メンバー3名に加え、今回チヌ釣り初挑戦となる中沢君と合わせた計5名での釣行です。

今年の北陸地方の夏は、猛暑日や集中的な降雨が不定期に変わり、釣行の際には天気予報や雨雲レーダーから目が離せない不安定な気象状況が続きますが、当日は陽射しも弱く曇り空も味方し、涼しく快適な釣り日和となりました。

7月に入る頃から内浦地方でのチヌの釣果が今年は特に良いと言った情報を耳にし、今回向かった先は、穴水町前波海岸の小規模な波止。毎年夏になると一度は訪れ好釣果を得られる場所ですが、前情報に期待が更に膨らみ現地に到着しました。

波気も無く砂泥と岩盤が入り混じるほぼフラットなシャローエリア、水深5メートル程度の足元は敷石が見える程水の透明度も高く、一見チヌ釣りをするに適する条件を満たしていない様に感じる波止ですが、海中を覗いてみるとケーソンの壁には30~40センチのチヌが10尾程群れを作り右往左往しているのを発見出来、改めて魚影の濃さを感じさせられました。

見えたチヌをいかに散らさず、撒き餌で作ったポイントへ誘引するかが好釣果への道と思い、横に並んだメンバーで同じラインに撒き餌が効くようなイメージでポイントを作り、スタート。
当然と言っては当然ですが、初めて磯竿を手にするほど経験の無い中沢君。イメージを掴んで貰いたく、私と全く同じIDR PRO-LⅡ0.5号の半遊動仕掛けを組み、 餌の撒き方から、仕掛けの投入等、一つ一つ説明をしながらの開始となりました。見様見真似での動作ですが、素直な性格からか飲み込みも速く、理想通りとは行かないながらも、徐々に一連の手返しにも安定感が出て来て一安心。

肝心のポイントでは、本来夏場の釣りでは自然の姿なのですが、この釣り場での経験上過去に例がないぐらいにスズメダイや木端グレの量が半端なく多く、オキアミやボイルオキアミでは、全く歯がたたない模様。しかし、餌盗りが撒き餌に群がったワンテンポ後に、その外周を巻く様に餌を拾うチヌを発見。
ウキを、IDR PRO‐L Ⅱ 0号に組み直し、ウキの50センチ上にウキ止めを付け、仕掛けが立つとコーン餌に引かれシモっていく様に調整。すると1投目、ポイントから少し離したところでゆっくり潜行していくウキが一気に加速し見えなくなったところで、合わせると待望のチヌです。40センチ弱ではありますが、パワフルな夏らしい黒い魚体がタモに収まりました。

その後も、そのパターンがはまり退屈する事なく釣れ続け、メンバーも自分なりのタックルで小~中型チヌの釣果を重ねる事が出来ました。
皆の曲がる竿を羨ましそうな顔で見つめる唯一釣果がない中沢君にどうしてもチヌを釣ってもらいたく、私の竿を渡し仕掛けの操作を横で見守る数投後、初めてのアタリを捉え、35センチのチヌをゲット!人生初となる立派なチヌを手中に全員で祝福しました。後が続かず、彼の釣果はその1尾で終了でしたが、大満足と言った笑顔を見せてくれました。

今回の様に、大量の餌盗りが原因で、ポイントの中に入らない、または浮いてこない遠慮がちなチヌを狙う場合は、刺し餌をナチュラルに落とし込み海底までを1ターンとして、手返しを一定のリズムで行う事が効率良く釣果を重ねるコツだと感じた1日でした。

最後に、釣りの世界では様々な釣趣や対象魚がありますが、今回同行した中沢君や有待君と言った若い世代がフカセ釣りに真剣に取り組む姿を見ると、何とも嬉しい限りです。これからも全世代で楽しめるフカセ釣りの魅力をお伝え出来る様、私自身ももっと釣り場に足を運び勉強して行こうと思いました。

使用タックル
ロッド:ダイワ 飛竜0-53
リール:ダイワ トーナメントISO 2500LBD
道糸:フロートタイプ 1.5号
ハリス:全層ハリスト 1.5号
ウキ:IDRPRO‐LⅡ0.5号 0号
ハリ:全層激掛グレ5~6号

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