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ナビゲーション
【Field Report No.101011 reported by 佐山 英和(MONITOR)】

 2010年10月よりフィールド・モニターとして活動させて頂く事になりました。神奈川県在住の佐山と申します。今後ともよろしくお願いします。

 

 さて、モニター活動最初の釣行場所に選んだのは、伊豆半島でのホームグラウンドである南伊豆・下田沖の神子元島です。この神子元島は、下田の沖合約10kmの所に位置していることから、他の沖磯に比べ潮通しが抜群に良くメジナのみならず魚影が濃い釣り場です。

 

 釣行当日は、前日までの悪天の影響で南西方向からのウネリが残り、また朝方に満潮時刻を向かえる為、アンドロ以外の離れ磯へは瀬付けが出来ない状況に、気心知れた常連の石鯛師らとアンドロへ上礁。

 

 釣り座は石鯛師らに沖側を譲り、私はワンド内を攻める事で先ずは船付け場を最初の釣り座とした。ワンド内の状況は、ウネリによって作られるサラシで一面真っ白となり洗濯機の中の様で、グチャグチャに揉まれている。秋磯シーズン序盤でまだ水温が高く、更にワンド内は潮の差し込み無くが動かない状況ですが、この様に荒れている状態であればワンド内でも良型メジナを狙うには有望なのです。

 

 洗濯機の中の様にグチャグチャになっている状況下ではコマセの溜まるポイントが明確でない為に仕掛けは、ウキは、K‘sMagnasTP 00を使用した全層仕掛けで、半オートマティック的に仕掛けをナビゲートする事を意識し組み上げる。

 準備を整え開始するもエサ取りが多く、付け餌が5秒も持たない状況。予想していたとは言え厳しい状態です。更にコマセを入れると、サラシで拡散されてしまい、それにつれエサ取り達も拡散され、尚更、釣り辛い状況になってしまった。

 今一度、ワンド内を確認すると釣り座左手側がサラシの出方が他の場所に比べ緩い状態である。このポイントにはコマセも殆ど入れていなかった為、ココから仕掛けを入れ、コマセは変わらず釣り座右側から入れワンド中央部で仕掛けと同調する事をイメージし行うと、数投目でラインが弾け出るアタリが出た!! アワセを入れると緩めに設定しているドラグが僅かながら滑っている。竿を絞り込む動きも上品であり、良型メジナである事が伺え、無事に取り込んだのは、43cmの口太メジナだ。

 

この1匹でワンド内での攻め方に活路を見出せたかと思ったが、再び、エサ取り地獄に戻ってしまった。そこで次なる手は、ワンドの一番奥に移動し、仕掛けも全層仕掛けからウキを高重心設計のHi-B(2B)にデンンプルSP(2B)を組み合わせた仕掛けでタナ竿1本半~2本までの間を攻める。 仕掛け変え再開後、早々、手元まで伝わるアタリが来たが、アアセを入れる前にハリス切れ。ハリを結び直し再度、同じポイントを狙うと今度はハリ掛かりさせた後、ベイルを戻す事が出来ない程の強いアタリにただラインを出されるだけで、最後は根ズレでラインから飛ばされてしまった。 2回のバラシにすっかり熱くなってしまったが、次のアタリでと捕らえたタカノハダイでしっかりとクール・ダウンさせられた。 この1匹でアンドロでの期待感が失われ、これから先の攻め方を考え始めた所にタイミング良く「みこもと丸」が来た!潮位が下がり、ウネリも納まり名礁・エビ根が使える状態になった事で磯替えとなった。

 エビ根への磯替えを期に仕掛けを一新。緩い上り潮への対応と水深の浅いエビ根周り、シモリ根が多い為、効率よく根際や底付近を狙う事を意識し、ウキをK's MagnasTP 000にガンタッチj5を装着した全層仕掛けに組み直した。

 

 エビ根での1投目は本島向きの離れの磯際。仕掛けを張り気味に、沈めて流すと直ぐに竿引きによるアタリ!!アワセを入れ難なくと取り込んだのは30cm級の口太メジナ。開始早々の釣果にこの後の展開に期待したが、ココでの釣果はこの1匹だけ。

 

 次は沖側に点在するシモリ根周りを丹念に、かつ、タイトに狙うと先ずは一番手前にあるシモリ根の際で反応があり、35cmの尾長メジナ。次は釣果の出たシモリ根の潮下側根際で44cmの口太メジナをGET。

 

 エビ根に上礁してから1時間程で3匹のメジナを釣り上げましたが、狙い通りでいずれも磯際付近でのアタリ。しかし、1つのポイントではアタリが続かず、狙うポイントをその都度、変え拾い釣る感じでパターン化する事が出来ない状況です。

 

 

 足元から払い出す小さなサラシに上礁後から少量のコマセを断続的に撒いていた事で、良型メジナが姿を見せ始めた。エサ取りも多い為、このメジナが釣れるか定かではないが、次はこの足元の磯際を狙って見る。

エサ取り対策として仕掛け入れの前後に多めのコマセを入れる。そして、ウキが1ヒロ入ったところでラインの送りを止め、張って待っていると突然、竿を引っ手繰る体感ショック!!

磯際での強いアタリにラインを出せば、根ズレでバラス事になる為、アワセを入れてからはラインを一切出さず、ロッド・ワークで何とか根際から離すが、なかなか浮き上がらない。

 

 根際から離した後は、仕掛けが太い為、切られる事はないと思われるので、ゆっくりと時間を掛け対応し、引きが弱まったところで一気に浮かせ、取り込んだのは、45cm級の口太メジナ!!

エビ根上礁後、船長から「ここは魚居るからねぇ~」とちょっとしたプレッシャーを掛けられていたので、この1匹で色々な意味でのプレッシャーから開放された感じです(ホッ)。

 

 その後は、上り潮に仕掛けを入れ、水深の浅いエビ根周りの海底付近を這わせる感じで仕掛けを流し42cmの口太メジナをGET。この1匹を追加したところで、磯上がりまで1時間程残っている状態でしたが、今日の釣果に納得し、晴れ晴れとした気持ちで余裕の納竿としました。

 

 

 帰港後、他の磯に渡られた方々の釣果を拝見しましたが、40cmオーバーのメジナは釣り上げられてない感じでした。ただ神子元島には口太メジナ、尾長メジナともに良型メジナが数多く居るので、状況に合った仕掛け、ウキを選択する事で釣果UPが望める事と思います。

 また本日は、K's MagnasTP 000+ガンタッチj5の組み合わせが、エビ根での状況にベストマッチし、この様な釣果に結び付いたのかと思っています。

 

 

 

<釣果>

 口太メジナ:30~46cmまでを5匹

       (40cmオーバーは、4匹。42cm、43cm、44cm、46cm)

 尾長メジナ:35cmを1匹

 

<使用タックル>

 ロッド: マスターモデル尾長 M-53

 リール: トーナメントISO ZLB(尾長スペシャルⅡスプール)

 ライン: ハイポジションフロート 3号

 ハリス: ハイパーガイアXX ファントムブルー 2.5号、3号

 ハ リ: TKO6号、剣華グレ6号、7号

 ウ キ: K's MagnasTP 00、000

      IDR Hi-B 2B(+ディンプルSP 2B)

 

<利用渡船店>

 株式会社 伊豆下田フィッシング(第 27 みこもと丸)

 TEL:  0558-23-0289

 URL: http://www.izu-shimoda-fishing.co.jp/#



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