夜のフカセ釣り-磯での夜釣りのススメ

暑い日でも釣りをしたい!けど暑い!
という悩みを解決しちゃう、夜釣りについて解説します。

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目次

1.夏の釣りは楽しい!

2.夜釣りの時期

3.狙うポイント

4.避けたいポイント

5.狙うタナ

6.ウキ・仕掛け

7.つけエサ・マキエ

8.夜釣りの注意点

9.夜釣りならではの注意点

10.まとめ


1.夏の釣りは楽しい!

灼熱の太陽が降り注ぎ、堤防や磯の上は鉄板状態…
水温も高くエサ取りが多いのでフカセ釣りには向かない…
なんて思っていませんか?

じつは、涼しい夜釣り」なら魚も釣れるし、気持ち良い!

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水平線へ沈む夕日を眺める、ゆったりした時間を楽しめます。


基本、夜釣りが良い理由としては、
① 日中のようにエサ取りに邪魔されず、釣りに集中できる。
② 警戒心の高い大物も食ってくる確率が上がる。
③ ほぼほぼ通年できること

夏の暑い日が長くなってきていることから、夜釣りの魅力はぜひ楽しんでもらえればと思います。
今年の夏のあなたの夜釣りライフに貢献できれば幸いです!


2.夜釣りの時期

ほぼ通年できますが、釣りたい魚はそうはいきません。
狙う魚によってすこし違ってきます。

ターゲット

九州北部では大まかにこのような時期に狙えます。

○クロ:10月~1月
○イサキ:5月~6月
○マダイ:7月~1月
○コロダイ:5月~6月
○チヌ:5月~6月

この時期が、一番サイズも数も良い時期かと思います!

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(もちろん、この時期以外でも釣れるので目安くらいに考えてください)


3.狙うポイント

狙うポイントは時期の水温によって変わってきます。

大まかに2つの時期に分けて考えていきましょう。

○5月~11月ごろ

磯釣りの場合は5月以降は夜釣りの釣果がどんどん上向いてきます。
基本は浅場を狙い、
深くても、5m~6mくらいまでのところが良いようです。

たまに、日中では考えられないような底が見えるポイントでも食ってきます。

こんな写真のような場所でも大物がいます!!
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経験上、水深1mも無い、日中なら魚まで見えるような浅いところで50㎝クラスがバンバン釣れてしまうなんて事もありますよ。


○12月~4月ごろ

水温が低下している12月~4月になると、少し水深のあるところがポイントとなってきます。

また、夜釣りのポイントで欠かせないのが、沈み瀬や割れ(海溝等)があるところ。

特に、大きな沈み瀬が点在しているポイントは、魚たちの格好の隠れ家となります。

磯釣り 夜グロのポイント解説

磯釣り 夜グロのポイント解説 ワンド回りやシズミ瀬などはいいポイントです。

ワンドや波っ気がないところが狙い目で、ゆっくり潮が動いているようなところはベストかと思います。
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夜釣りで攻めたい一番のポイントです。

基本は足元付近ですが、遠浅で沖にも沈み瀬があるところは広範囲に探ってみると釣果アップに繋がると思います。

夜釣り 夜グロのポイント2 キザクラ

夜釣り 夜グロのポイント2 遠浅でシズミ瀬が多いポイントは潮に乗せてもいい。キザクラウキならNFベーシックがおすすめ

また、足元がオーバーハングになっているところも狙い目です。

夜釣り 夜グロのポイント3 キザクラ ウキ釣り

磯での夜釣りでは磯の先端や堤防のハングオーバーもねらい目。


4.避けたいポイント

口太グレを対象とするなら、サラシが出ているようなポイントや、流れが速すぎるポイントはあまりお勧めできません。
できる限り静かで波が立っていないところを狙ってみましょう。


5.狙うタナ

狙うポイントの水深で変えていきますが、基本的には浅いところから探っていき、反応が無ければ、少しずつ深くしていき、ウキに反応が出たり、エサが取られたりしたら、そこのタナで少し粘ってみます。

とにかく夜釣りでは、狙うタナが一番重要で、タナが(ウキ下)合ってないと食ってきませんので、常にウキ下の調整を行っています。


6.ウキ・仕掛け

夜釣りでは、予想外の大物が食ってくる事、浅場を狙うことから根ズレ、瀬ズレがあること。
そして、出来るだけ魚を暴れさせないように、常に太仕掛けで臨みます。

ウキは電気ウキの1号~2号

オススメとしては、竿3号・リール5000番・道糸6号・・ハリス8号

針9号~10号で、ほとんどの場合通しております。

ただし、ウキについて言うと、アタリは出るが食いこまない、くわえたエサを離すなどの症状が続く場合は、極力抵抗の少ない棒ウキや、鉛の調整でウキを渋々にするなどの対応も必要になります。

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7.つけエサ・マキエ

エサは大物狙いなら芝エビのムキミがおススメです。
その他に沖アミのボイルや生の沖アミもあるといいでしょう。
(ムキミより生の沖アミの方が、食いが良い場合もあります。)
夏場のエサ取りが多そうな時は、沖アミボイルとパン粉主体にやっています。

水温が低く、魚の活性が低い時は日中と同じような集魚剤を混ぜたマキエを使っています。
また、マダイを狙っているような時は、麦を混ぜたりしています。

ただし、ボイルとパン粉だけでは遠投が効かないので、遠いポイントを攻める必要がある場合は、集魚剤を入れて遠投ができるように、集魚剤を準備しておくと良いでしょう。


8.夜釣りの注意点

夜釣りでは、足元付近の際狙いが多いことから、大きな音や声、そして光には十分注意する必要があります。
マキエでせっかく寄ってきた魚が警戒すると食ってこなくなります。

なので、キャップライトで海を照らさないようにして、エサを付ける時も手の感覚だけでライトを点けず、エサを付ける事をおススメします。
タモ入れもライトを点けずに掬うようにしましょう。
経験から言うと、特にオナガが連発するような時に、ライトで海面を照らしたばっかりに、後がサッパリという事もありました。
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ただ、記録物のデカバンや絶対捕りたいという時は、周りの了解を得てライトで照らす事も仕方ないかと思います。
何度もタモ入れに失敗し、せっかく来たデカバンを逃すのも勿体無いですからね。


9.夜釣りならではの注意点

夜の釣りはどうしてもライトが必要です。
ただ、釣果のために消しておくことも必要になってきます。

夜釣りは真っ暗な中でやる釣りなので、
① 周りや足元が見えないので誤って道具を壊すこともある
② 転倒したり、海に転落したりする

という危険性も伴います。

なので、夜釣りは出来るだけ足場が良いポイントを選定してください。
渡船の場合は船長に相談してみてください。

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そして、出来れば単独釣行は避けて二人以上での釣行をお勧めします。
一人だと何かあってもどうすること出来ませんからね。


10.まとめ

大物の期待も大きく、ワクワクできる夜釣り。
毎年5月から翌年1月までがシーズンです。

記録物の大型狙って、夕涼みも兼ねて夜釣りに挑戦してみましょう!

ですが、まずは安全第一で、釣果よりも無事に帰ることが一番です。
皆さんの安全と好釣果を期待致します!