Field Report

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ZENSO 22 Let’s長崎の磯で大暴れ!

9月後半のシーズン序盤から型の良いグレが釣れ続けている長崎県の磯でありますが、11月に入り魚の大きさもさらにビルドアップ!

恵まれた海に恵まれたアイテムのおかげで気持ちいい釣りを楽しんでいます。

さて今回キザクラから爆誕した水平ウキであります“ZENSO 22 Let’s”を使って釣行した際にも大型のグレが釣れましたのでその攻略パターンも含めレポートしたいと思います。

 

先ず特徴は何と言ってもウキのサイズ感でありますが、普段私は12g前後のV-DASHのグレビスやフォルティスや17’GTR Mといった比較的小さめのサイズのウキを海面スレスレもしくは沈めて使用する全層沈め釣法を使う事が多い為、このZENSO 22 Let’sを手にした時の印象は「デカ!」であります。 

初めて使用したのは10月に宮之浦で行われた九州真ぐれ会の懇親大会で釣り場は尾上の北のハナレでした。

 

沖にガンガン潮が流れ、手前の潮はふらふらと安定しない釣り難い状況でしたが、重量があるZENSO 22 Let’sは沖に行く本流の潮壁を遠投でダイレクトに攻めれて、視認性も抜群。

手前の淫ら潮では左右のフィンと縦に下膨れしている形状は船の竜骨(キール)のような役目でふらつきが抑えられ抜群の安定性があるウキであります。

またこの安定性の効果で仕掛けを自然に送り込む事が出来て、ツケエをくわえたグレも違和感なくエサを捕らえ離し難い為、しっかり食い込みを待ってフッキング出来るのもこのウキの特徴ではないかと思います。

 

この扱いやすいウキのおかげで手厳しい宮之浦のグレにアプローチする事が出来ました。

アタリの出方は潮を捕らえ真直ぐラインが張れる時はウキがジワーっと沈み込むと同時にラインがバシッと走り、手前の潮流が邪魔してラインがうまく張れない状況時のヒットパターンは前触れなくズドンと沈み込むので明確にアタリを捕らえる事が出来るウキであります。

この日の釣果は狙い通り釣ったのではなくZENSO 22 Let’sがうまくマキエと同調しアプローチしてくれたおかげで40cmオーバーを含め良型を5匹そろえる事が出来て懇親大会2位の好成績を修める事が出来ました。

場所を変え11月に長崎の式見でZENSO 22 Let’sを使用した所、朝の下げ潮は潮が動かず苦戦しましたが、22度の傾斜が施してある形状の為ライン落ちが素晴らしくG8程のサルカンとハリだけの重量で仕掛けを送り込み1本~1.5本程の棚で30cmクラスのグレを攻略する事が出来、昼から上げ潮に変わるとグレの活性もぐっと上がり表層まで捕食するようになりました。

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宮之浦尾上島でZENSO 22 Let’s M0号を使い初ヒットした40cmオーバーの尾長グレ。

 

そこであまりラインを送り込みたくなかったのでサルカンの上に2ヒロ程ハリスを入れその中にウキをセット!

重量があるフロロの特徴を生かし先スジが入らないようにブレーキをかけながらマキエとツケエを合わせるとズバズバウキが消込み40cmオーバーのグレが連発!

最後には51cmのデカバンまで釣れました。

 

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式見沖の神楽島でZENSO 22 Let’s M0号を使い今季最大である51cmを釣り上げた。

 

これから食いが渋く沖の深い棚を探る寒グレシーズンに入りますが、このZENSO 22 Let’sがあれば簡単に攻略できるのではと思います。

 

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51cm筆頭に40cmオーバー連発!ほかにもヤイトカツオやイサキなど多彩な魚達が楽しませてくれました。

 

キザクラフィールドテスター 入江幸太

仕掛け

竿

:1.2号500-550

 

リール

:2500番レバーブレーキ

 

ライン

:※黒魂PE08号

 

リーダー(FGノット)

:ナイロンハリス1.5号※10ヒロ

※仕掛け遠投の際リーダーを長めにとっていた方がトラブル減と滑りが良い為距離を稼ぎやすい。

※2(なぜラインはPEを使うのか) 黒魂PEは潮が複雑な瀬際で細さを活かし潮の抵抗を受けにくい為仕掛け全体を馴染ませながら送り込む事が出来る。

 

以下

(先スジを送り込むときはリーダーにウキを通す)

 

(仕掛けを送り込みたくないとき)

上ハリス:リーダーに※ヒゲを2センチほど残し直結1.5号2ヒロ

※ヒゲを残した方が仕掛け投入の際、竿のガイド間で起こるトラブルが少ない

 

ウキ

:ZENSO 22 Let’s M0号

 

サルカン

:市販で売っているへら用などの極小サイズ

 

下ハリス

:1.5号2ヒロ半(尾長がヒットする時は30センチほど1.75号や2号でチモト補強)

 

ハリ

:グレバリ5号~6号※細軸

※浅棚で良型がヒットしてくるパターンが多かった為、細軸がかなり効果的であった。

 

仕掛図