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クラブキザクラ広島第8回定例会

平成25年1月13日、新年の幕開けとなるクラブキザクラ広島第8回定例会が17名の参加者の下、開催されました。
今回の舞台は広島湾の筏。養殖カキ筏に乗ってのチヌフカセ釣りは、魚影の濃い広島湾の中でも、その濃さはさらに高くなり、その釣果とおもしろさから、関西や東海方面からも多くの釣り人が訪れるほどです。水深も20メートル前後あるため、低水温のこの時期でも底近くを中心に釣果が期待できます。さらに80cm級の真鯛やカレイ等も楽しめ、そういった環境の恩恵に感謝しながらも、熱い闘いを展開いたしました。

集合時間30分前のAM5時頃には全参加メンバーが集合しており、早速釣座の抽選に入りました。今回は2匹長寸の個人戦の他、2~3名一組での団体戦も企画され、3名のチームは各1名1匹の長寸計、2名のチームは長寸3匹計といたしました。抽選は団体戦のチーム分けも含めて行い、チームごとに2~3名が計6基の同じ筏に乗ることとなります。
AM6時20分にさくら丸(さくら渡船)で出港し、江田島の津久茂沖の筏に向かい、チームごとに筏に降り、AM7時頃より釣り開始となりました。
それぞれのメンバーの足元には身付きのカキがぶら下がってます。そのぶら下がりカキは、チヌを引きつける格好の材料である一方、チヌ釣りにおいてはライン切れを起こす障害物ともなってきます。短竿のかかり釣りだと、その障害物を避けることが困難となり、カキのぶら下がってない筏が中心となりますが、フカセ釣りだと投入ポイントや食わせるポイント、竿の長さ等でぶら下がりカキを避けてのやり取りが可能となります。このやりとりがまたおもしろいのです。同じ筏で、棚や刺し餌等の情報を共有しながら、団体戦も意識したチームワークも必要となってきます。

納竿はPM1時45分ですが、開始早々良型チヌを捕えたメンバーの声が、遠くの筏から聞こえて来ます。サイズが気になるところですが、まずは団体戦の条件となる1匹を確保した上で、個人戦用の2匹目も確保したいところです。なかなかアタリの出ない筏もありましたが、そんな筏も隣の筏でチヌを捕え始めると期待感が大きく増し、撒き餌ワークにも力が入ります。その期待通り自分達の筏にアタリが出始め、チヌを捕えた瞬間は何とも言えない最高の気分となりました。

最終的に17名中14名が釣果を残しましたが、40cmオーバーの良型中心でした。その中で優勝したのは米本和幸さん。何と年無し2匹を揃えられ、計101.0cmで圧勝でした。
米本さんの今回の使用ウキはUZAWA IZM 00号。その下にガンクッションM J5~J6、ガン玉2段打ち。その年無しも、一度はぶら下がりカキの中に入りこまれたようですが、執念でタモ入れに成功されたようです。米本さんは最近のクラブの3大会で7位⇒5位⇒4位と順調に順位を上げておられました。定例会以外でも活発なクラブ活動を有効に活用し、高橋剛テスターや水口宏テスターとも釣行を重ね、多くの技術や仕掛けを積極的に学ばれておられました。
その結果が今回優勝という形で現れたことは、そのガンバリを見ていた同じメンバーとしても嬉しさを感じます。米本さんは他魚を含めての大物賞を年無しチヌで獲得されW受賞となりました。第2位は女性メンバーの松島エリカさん。49.8cmを含む計92.0cmで、一緒にご参加のご主人も抑えられての入賞でした。第3位は岡山から参加された下元さんで計91.9cm。団体戦は唯一2名のチームとなった下元さんと戸田学さんチームが3匹計136.9cmで獲得し、下さんも個人戦と団体戦のW表彰となりました。

クラブキザクラ広島では次回第9回定例会を3月初旬に開催後、5月には節目となる第10回定例会を迎えることとなります。
クラブキザクラ広島 水野修一

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