このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

ナビゲーション
キザクラフィールドモニター
【Field Report No.100126 reported by 平山 康弘(TESTER)】
2010年の初釣り  
「朝はひどかったけど行けそうよ。」と朝方2.5m昼から1.5mの天気予報にもかかわらず船長の返事に、早速柴原君に連絡を入れる。すると横にいた次男の巧が、兄ちゃんはバスケットの練習だけど「ぼくはフリーよ。」と食い付いてきました。ちょいとうねりが気になったけど、蚊焼だったら何とかなるでしょう。
 柴原君も息子を連れてきたので、船長に新年のあいさつをして早速出港です。年末に出たとき程波は高くなく、スムーズに、目指すろくろに上礁です。釣りの前に御神酒だけはしっかりあげて今年一年の安全祈願をします。年の初めはこれをやらないと始まりません。

さぁこれで今年の釣りがやっとスタートです。今日は餌の予約をしていないのと約4時間の釣りになるので、ヒロキューのきざみっこ3.0kgをOGAWA釣り具で購入。アドバンスグレ2袋と丹念に混ぜ合わせ、遠投が利くように仕上げます。行きたいときにぱっぱと行って撒き餌を作れるので非常にありがたいです。タックルはダイコーのスーパーロイヤル1号-53.に黒魂1.75号を巻いたトーナメントISO2500lbをセット。蚊焼は渡船料の安さもさることながら餌取りの多さ、潮の複雑な流れ、釣り方によっては40を超すサイズも充分に狙えるため、ここ近年、足繁く通っているのですが、秋口ぐらいからあたってくるサイズにとんでもないやつが増えてきています。(写真参照)
今までトーナメントでも細仕掛けでとれるようにと練習してきているのですが11月の5連発のバラシから見方ががらりと変わりました。その時は柴原君が47cmというデカ版のクチブトをあげています。そのため、今日はアグレ1.75号を選択。実はハリスは2号をと思ったのですが、どうしたことか見つからなかったので1.75号を2ヒロです。

ウキは新製品の凌0シブにVゴムとJクッション5Jをセットします。このウキは細仕掛け使用で礁よりも遠投が効いて中距離以上を狙うのに使うので、ここでは大活躍です。ハリは鬼掛けの浅層グレ早掛け5号。北側の沈み周りが本命ポイントと思っており、サラシもいい感じで出ていたのでそちらを釣りたかったのですが、北風が強すぎてウノセ向きを狙います。こちらもいい具合に下げ潮が流れています。足下にたっぷり撒き餌を入れて沖に仕掛けを入れ、撒き餌を潮下に入れます。

潮は結構な勢いでバラバラと道糸をはき出していきます。これなら尾長か真鯛がきそうな感じで、なんと1投目から50m程糸を吐き出したときに竿先がククッととあたりを告げます。竿を立てるとギューンとこぎみ良く竿を絞り込む。足下まで元気よく引き込んで上がってきたのは小さいながらも尾長でにんまりです。ここ数年1匹目の獲物はベラと決まっていたし、年末にきたときはクロの姿さえ見えずに玉砕していたこともあり1投目からクロが釣れたのは、今年は春から縁起が良いかも。2投目は30オーバーの地グロか?と思ったけど上がってきたのは25cmほどの本カワハギ。本命ではないけどしっかりキープ。

2連発です。
流れが刻々と変わっているので流れを見極めながら投入点と撒き餌の打ち場所を工夫してコロクロの方へ流れていきます。仕掛けが見えなくなるまで流していると穂先をバチバチ~ッと穂先を持ち上げるあたりです。がっつり合わせるとギュイ~ンとロッドが絞り込まれます。こいつはでかい!ぎしぎしと細身のロッドが悲鳴を上げますが、じわりじわりとロッドのパワーを生かしながらじわじわと寄せてきます。ウキが見えてきて、もう少しと思ったらグイッ!と突っ込まれて竿が空を切ってハリスが2/3になってあがってきました。水道の真ん中にうっすらと見えている沈みに触れてしまったようです。初釣りでデカ版ゲットと思われただけに超がっかりです。

気を取り直し、その後丁寧に同じように攻めましたがデカ版のあたりはなく潮返しです。しかし今日は片潮かウノセ方面への流れだけのようです。息子達は時折やってくるボラや瀬際のアラカブ釣りで盛り上がっていました。さて、時間も残り少なくなり木っ端グレだけでは話になりません。

時間も残り少なくなってきたので、せめて真鯛かチヌでもあたるようにと、残った撒き餌をたっぷり打ちながら流していくと50mほど沖を流していた時にバチバチ~ッとチヌ独特のあたりです。「よっしゃ~狙い通り!」先ほどばらしてしまったので丁寧なやりとりを心がけます。それにしても寒チヌは良く引きます。フウフウ言いながらやっとこさあげたのは43cmの銀ピカチヌでした。更にもう1匹いるはずと同じようにせめてあたりを捉えます。

今度は先ほどよりおとなし目にクック~といった感じで竿先が引き込まれました。あたりは小さかったのですが引きは最高で重量感いっぱいの引きは竿先を叩きません。「おや?!」と思いましたがウキが見えて魚の姿を見てにんまりやはりチヌではなくグレのようです。ちょいと慎重になりながらもタモ入れ成功。寄港後に計ったら37.5cmしかありませんでしたが1.1kgありさい先良い新年のスタートになりました。
Kizakura Company. All Rights Reserved