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キザクラフィールドモニター
【Field Report No.131227 reported by 伊藤 公之(TESTER)】

kurodama 久々の手ごたえに感動!!

  秋の収穫が終わって開催されたクラブキザクラ秋田の懇親会ではエサ取りの猛攻にあって惨敗。
週末の度に荒れ狂う海・・・今年ももう釣り出来ないのかなぁ??と思っていた矢先、会社の釣り仲間からお誘いが
あった! しかも平日に・・・(-_-;)
今のチャンスを逃すともう年末になってしまうと自分にいい聞かせ、有給取得に向けて各部署への根回しを図り、 12月某日、思い切って釣りに行くことを決断!
当日は朝一に家の仕事を済ませ仲間の後を追って男鹿半島へ向かったが、この季節では朝の7時で も-2℃と寒く、部分的な路面凍結に冷や汗をかきながら加茂漁港大竹丸の渡船場へと向かったのである。

いつもお世話になっている大竹丸の船長に仲間がいる島を伝え、門前地区にある『さんば島』へ渡ししていただいた。
渡る直前に船長からこの一言・・・あまり釣れてねえどぉ~っ・・・
やる気満々で来たのに、すでにやる気が無くなってしまった自分がいた。
ここは仲間も自分も初めての磯だったが、前日のコマセが落ちている場所を確認し仲間の様子を伺う。
すでに仲間は沖向きに釣り座を構えて釣りを開始していたが、釣れるのはチビ真鯛とイナダとの事。
ついでにエサ取りも多く、エサはたまに残る程度らしい・・

先ずは釣り座を選定。
沖向きには仲間がいるため陸側の島との水道側しか空いておらず、南側は向かい風と当て潮のため北側の釣り座を選定した。
ふと見ると真新しいコマセが落ちており、自分が来る前に仲間が少し釣りをしていた様子だった。
仕掛けを作る前に10杯ほど潮目(風によるものか?)周辺に撒いてみたところ、帯状に北側へ流れて行く事がわかったので、 ラインをうまく潮目に噛ませてしまえば全層での釣りが可能だと確信した。
春もそうだが、この時期は真鯛が食ってくる状況も否めないため、いつもなら真鯛タックルも準備し、万が一の一発に備えながら 釣りをするところだが、何故か今回は早く釣りがしたい一心で黒鯛タックルのみで釣りを開始する事となる。
第三者的なコメントだが、この万が一の備えをしなかった事が裏目のに出るのであった・・・

さて今回のタックルだが、ラインは黒魂フロートラインDX1.5号+ハリスト1.25号、ウキは新しく発売された大知60LLの0シブに ガンクッションLのJ4、ハリはチヌ針2号でスタートした。
※ちなみにガンクッションのLを使用する目的としては、傘の部分が広いため沈降速度が遅めになる事と、沈降状態でラインメンディング   をした際の浮き上がりを最小限に抑えたい時に多用している。

一投目はオキアミを付けて狙い通りの潮目に入れて様子を伺う・・・ 仕掛けはゆっくりと入り込むが、ウキの頭が若干出ているため 風の影響で思ったより早く流され、エサ取りの反応と仕掛けの入りを確認したいため、しばし仕掛けを送り込んでみる。
しばらくすると、途中でウキの流れが止まる箇所を発見。(この時点で仕掛けは竿2本以上は入っている)
仕掛けを回収すると尾羽の付け根部分だけ残ってきた。
島の先端部分よりエサの取り方が遅い事に気づき、今度はもう少し手前から仕掛けを入れ、且つウキの頭が水面下になる様に と、仕掛けの落ちが風に影響されない様にハリスにはジンタン5号を2段打ちし、付けエサにはボイルを付けて竿2本付近では エサが多く残るイメージで仕掛けを投入した。
仕掛けは張っては緩め、を繰り返しながら一投目と同じ場所を流れて行き、流れが止まる(ウキが止まる)場所まで差し掛かった ところで再度仕掛けを張りこむ。
張り込んで、ほんの数秒でウキに小さな反応が現れた・・
ん? と更に張り込むと竿先が絞り込まれる。
来た! ついに・・と言うか2投目にして捕えたラッキーなアタリ! 久々の手ごたえを感じ上がってきたのは45cmの黒鯛だった。 仲間のコマセで釣った様な気がしてならないが、幸先の良いスタート。
魚の写真は程々とし同じポイントへコマセを投入、ハリスを結び変えて釣りを再開した。
と、先程と同じポイントまで辿り着いた頃に仕掛けを張る・・・と同時に今度は一気にラインが走る!
おおっ 連チャンだ!  今度は少し小さめの黒鯛であった。
そんな調子で釣りを開始してから潮が止まるまでの3時間ほどで黒鯛が4枚となった。 この4枚は全て竿2本以上で食ってきた事を考えると、魚は浮いていないと判断。
  仲間が釣りあげたチビ真鯛もやはり竿2本以上で食っていた。


が、潮が止まった時点からエサ取りが猛威を振るい出したため、コマセと仕掛けの投入位置をずらしたり、生のオキアミとボイルを 使い分けてみてもエサが残らなくなってしまった。
しばし格闘したが全くダメだったので、防寒着のポケットに温めていた練り餌を取り出し、丹念に柔らかくなるまで練込んだ。
と同時に軸の短いチヌ針2号へと変更。ハリスのジンタンを外してでん六豆程度の大きさで釣りを開始してみるがやはりエサが取られる。
練り餌の大きさを徐々に大きくしながら数投、結局ピンポン玉くらいの大きさだと海底付近までエサが持っているらしく、ウキに魚からの 反応が感じられるようになってきた。
少しウキが入り込んだ状態となったため、ラインを引っ張る感じで張りを与えると竿先が海面へと入り込んだ。
よし、これはデカイ!と手応えを感じたものの、全く魚が止まらずにラインが出っ放しのままラインブレイクとなってしまった。
この一撃で体温と普段から高めの血圧がさらに上昇してしまった。
しかし、真鯛タックルを今回は準備していない(-_-;)・・・そうだ交通事故だ!?と自分に言い聞かせ、ハリスを太目の1.5号(笑)に変更して釣り開始。 同じ大きさの練り餌で仕掛けを入れ込むと、やはり同じ場所で反応が出る。
今度こそと合わせを入れるが、ラインが走る訳でもなくただ単に重く、しかも足元で頭を振る??
ハリスが磯に当たっているのが分かるくらい磯際から離れない。
ハリスよ切れないでくれ! しばし我慢したのち水面に出てきたのは50cm近いカンダイだった。
今度はハリスを1.75号へとUPし再度同じところに仕掛けを入れてみたが、先程まで止まっていた潮が沖向き(釣り座からやや左方向)へ 流れ出していた。
そそくさと仕掛けを回収し、沖向きにいる仲間にエサ取りの状況を聞いてみると殆ど気にならない状況にあるとの事。
それならばとハリスにジンタン5号を最初の様に2段打ちとし、ボイルオキアミにて再度開始。
最初に黒鯛が釣れた時のイメージで仕掛けを入れ込むと一瞬だけ竿先が絞られるが魚が乗ってこない。
再び同じ場所へ流してみる・・・と、一気にラインが走るが全く止められない。
足場を移動してやり取りし易い場所へ行ってみるが、魚の勢いには勝てずまたしてもブレイクしてしまった。
その後、潮は上り潮へと変わり水温が下がったため魚の気配が全くなくなりその日の納竿を迎えたのである。

今回の釣行で感じた事

その1.備えあれば何とかと言いますが、正に今回はその言葉通り。
     大物が釣れる時期には万が一に備えて太いタックルも準備しましょう(T_T)


その2.今回使用した大知60ですが、自重が重い事とお尻の部分にある凹によって、風がある時のラインメンディングでもズレずに安定しているためまた、竿を軽く振るだけでもかなりの遠投が可能ですので、黒鯛釣りの色々な場面で強い味方になってくれるアイテムだと思います。
 これからは海が落ち着かない寒の時期となりますが、安定感のある大知60でこの時期の黒鯛に挑んでみては如何でしょうか??

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