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キザクラフィールドモニター
【Field Report No.130531 reported by 伊藤 公之(TESTER)】

kurodama 黒魂Accele実釣レポート!!

キザクラ男鹿大会が開催された5月19日、続く5月26日のキザクラ北陸大会にて、田んぼ作業に追われている真っ最中、 今年、新発売された黒魂Acceleが従来のシリーズとどんな状況でメリット、デメリットがあるか、男鹿と北陸(能登島)の実釣 にてレポートをまとめてみた。

Accleは従来の黒魂よりパイプ径が4φと大きいため、水深のある男鹿半島の磯場を短時間で攻める事が期待される。
また、能登島の場合は水深はさほど無いが、足下から沖に向かって深くなって行く釣り場が多いため、ラインへの風の 影響をどれだけ押さえ込み、且つ海底まで仕掛けを入れられるかが肝となる。

先ずは男鹿半島での状況・・・

当日は長者屋敷島へ渡船し、沖向きの深場と根が点在する場所が入り交じった場所で釣りを開始した。
朝一は足下から沖目に流れる潮だったが、上潮が速いためAccle0シブにガンクッションJ6、ハリスにジンタン7号の2段打ち でも早い段階から仕掛けが入らない状況であった。
少し余談だが、男鹿半島は大きい河川があるため、00のウキでは速攻で水没してしまうため、0シブが釣り初めの基本となる。

次に仕掛けの入りを良くするため、ガンクッションをJ4、ハリスにはジンタン5,6号の2段打ちとして仕掛けを投入すると、約45度の 角度を保ちながら仕掛けが入っていった。
上潮の速い部分を通過してからはパイプ径が大きいため仕掛けの沈降が速く、ラインを送っては止めてを繰り返していたところ アイナメがヒット!
この時点で仕掛けは海底近く(水深約10m以上)まで入り込んでいた。
その後、潮が上り潮へと変わり、水温低下となったため魚からの反応が無いまま終了となったが、仕掛けが中々入りづらい 場面でのAcceleの長所を僅かだが垣間見る事が出来た。


一週間後の能登島での状況・・・

能登島は島全体が護岸で整備されており、堤防に近い釣り場が多い。
場所にもよるが、足下には基礎となる捨て石が竿一本以上あり、そこから沖に向かって深くなって行く地形。
特に春先は落ち込んだところにかなりの海藻が繁っており、魚を掛けても取り込みが難しい状態でもある。
今回は北陸大会会場の近くで、沖目には筏がある場所を選定し、新潟県十日町市在住の小宮山モニターと釣りを開始した。
釣り開始時は風も無く非常に釣りやすい状態だったので、Accele0シブにガンクッションJ5、ハリスにジンタン7号の2段打ちでスタート。
男鹿での仕掛けを違うのはガンクッションがワンランク重め。
足下から攻められる男鹿と違って、ここは最低でも竿3本程先から沖目 を狙う場所でもあるため、水面上のラインテンションで仕掛けの入りが悪いと判断しJ5としたのだ。 投入した仕掛けはコマセと同調し、斜め45度の角度で潜行しながら潮の影響で右側にいい感じで流れている。

仕掛けをセットしている間にコマセを数杯撒いていたため、案の定、一投目から餌が取られる。 一体何が餌を取っているんだろう?とブツブツ言いながら老眼鏡(歳なもんで・・(-_-;))から偏光グラスへと替えて海の状況を見てみると なにやらコマセの周りにちゃぽちゃぽと小魚の群れが・・
日差しの角度でハッキリと魚の正体が分からなかったが、釣り開始2投目で確認出来た。 案の定木っ端グレが大量に沸いていたのだった。
んんーっ これでは餌が取られるのは必須!
更に日が高くなるに連れて風と潮の方向が逆になってしまったため、ウキを0へ変更、これにガンクッションJ4、ハリスには5号を2段打ちして、 風によるライン抵抗を受けにくく、仕掛けの入りを更に速めたものへと変更・・と、何やら隣にいた小宮山モニターが身振り手振りをしながら小言を言っている。
一体何をしているんだ?と聞くと、顔や手、鼻の穴や耳の穴、おまけに偏光グラスの中まで入ってくる小さい虫と格闘していたのだった。
  ここ能登島の釣り場は釣り場の後ろが藪になってたり、田畑になっているので蚊をはじめとする虫が多い。
自分は喫煙者のためあまり寄りついていなかったのでさほど気にしていなかったんだが、一時的に禁煙者(笑)である彼は釣りに集中出来ずにもがいていたみたいだ。
 注)能登島で釣りをする際は必ず虫除けを持って行った方が良さそうです。

またまた話しが脱線してしまったが、重めにした仕掛けを、コマセの投入地点から更に沖へと遠投し、一旦仕掛けを送り込んでから手前のコマセと同調 する様に流してみたところ、ジワッとウキがシモリ気味に・・・ここでラインを張り気味にするとラインが引っ張られた。
次もグレか?と思いきや手のひらサイズの黒鯛だった。
それ以降、加工オキアミ、やボイルを使っても残らなくなってきたので、今度は柔らかく練り込んだ練り餌を使用。
練り餌自体に重さがあるので、ハリスのガン玉を全て外しての第一投目、少し大きめに付けた練り餌が潜行し、ラインテンションを掛けながら仕掛けを 入れては止めて入れては止めるを繰り返し、ほぼ底まで入り込んだところでラインを張った状態にすると、一気に竿先が曲がり確かな黒鯛の引き。
手前の海藻をかわして40cm弱を仕留めた。
以降、練り餌を何度か試してはみたが、餌への反応が無くなったため、外したジンタン5号の2段打ちへと戻し、仕掛けを遠投しての釣りへ変更。
コマセと仕掛けを離した状態で、手の平サイズの黒鯛と、木っ端グレを数尾釣ってその日の釣りを終了した。

水深のある男鹿半島の釣り場と、少しずつ沖目の方へ深くなっている能登島の釣り場では、Acceleの長所である糸落ち(抜け)の良さが実感された釣行であった。
今後、真鯛が最盛期になりつつあるこの時期、太いラインでも楽に深棚攻略が出来るacceleで80オーバーのデカ真鯛を狙いたいと思う・・(希望)
また、この糸落ちの良さを活かして、横方向からの風によるラインへの抵抗があってもウキ下を重めにする事で対応出来るのも長所の一つと言える。
もしこれが、水温が低い状態で魚の動きがもっと遅く、餌取りも少ない状況であれば、ゆっくりと仕掛けを入れ込める従来の黒魂の長所と言えるので、 その時の状況に合わせた黒魂シリーズの使い分けで釣果を伸ばしてみては如何だろうか。

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