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【Field Report No.101112 reported by 永松 浩樹(TESTER)】
平成22年11月12~13日(金,土曜日)  
潮汐:小潮  天気:強風
釣行場所:長崎県上五島小値賀沖-美漁島/東のスベリ  

僕は年間でグレ釣りを45日ほど、チヌ釣りを5日ほど、夜釣りを5日ほど、船釣りを少々している。そんな中で昨年から夢中になっているのがフカセで狙うヒラマサ釣り。どんな釣り方かと言えば、グレ釣りよりも遙かにデカイ仕掛けを用いて、コマセはオキアミボイルを撒くだけ。僕も3年前までは『グレのような繊細さが無い大味な釣り』と思っていた。しかし釣りをしてみるとヒラマサなのに喰シブリがあったり、潮の中に上手く仕掛けを入れていかなければならなかったり、ウキ止め無しの水平ウキを使ったり、時には全層沈め釣りで深タナまで入れていくこともしばしば。完全にグレ釣りと一緒。
10~11月、上五島では良型グレが出にくい時期に良型ヒラマサが回遊してくる。そして12月、ヒラマサが居なくなると良型グレの季節になる。魚の入れ替わりの時期に釣れるのもグレ釣師としては非常に有り難い。これがもし1月のグレ釣りシーズン真っ最中であれば、僕はきっとヒラマサ釣りをしていないだろう。 そんなこんなで来週からは本格的グレ釣りモードを決め込んでいる僕は、ヒラマサ釣り納めをするため同クラブの椎原氏と上五島美漁島に11月12~13日に向かった。  12日午後2時に【美漁島/東のスベリ】に上礁した僕たちはまずはコマセの準備。2人分でオキアミボイルを20角と夜釣りのオキアミ生を3角。ボイルは手でそのまま撒くので何も入れない。加工といえばボイルの水分を搾り取り、海面で浮くようにするだけ。  初日は日没の午後6時までに3kgに満たないヒラマサを2本ゲットして夜釣りに突入。しかし6時間粘ったものの本命のデカ真鯛&デカ尾長はおろかイサキすら釣れず・・・。撃沈。  

翌日は午前6時前から磯に立ち、まずはオキアミボイルを1角くらい海に投入。仕掛けは全層釣法誕生前の大型水平ウキ(名前は?)。ちなみにこの水平ウキは僕の釣り部屋でたまたま発掘された貴重な代物。  このウキを使って潮流に仕掛けを入れていくとメガいやギガ体感ショックが来た。道糸の放出量が半端ではなく、ベールを戻そうにも弾き返され起きない。3度目でどうにかベールを起こすと今度は強く締めたドラグがうなりを上げ回転する。どうにも止まらない。竿尻を股に挟み竿を両手で抱え耐えるだけ。

『頼みますから止まってください』なんてお願いは通用するわけはなく、一瞬で軽くなった。痛恨の針ハズレで・・・。その後同様のアタリが2度来たが、8号道糸が弾け飛んだり、針を曲げられジ・エンド。  それでも午後2時の回収までに僕と椎原氏共に72cmを頭に8匹ずつゲット出来たので良しとしておこう。これで来年の秋までヒラマサ釣りはお預けになり、今週からは本格的にグレ釣りがスタートする。今年はどんなドラマが待っているのかメッチャ楽しみです。
仕掛け
竿 :シマノ/ブルズアイ(アウトガイドモデル) 4号(4-520PTS)
リール:シマノ/バイオマスター 8000PG 道 
糸:シーガー/リアルサスペンド遠投 8号 ハリス:サンライン/ブラックストリーム 12号
ウキ他:大型水平ウキ(10年以上前のウキ) クッション水中-LL サルカン-4号  
ハ リ:オーナーばり/カットヒラマサ-11~13号  
コマセ:オキアミボイル-10角 オキアミ生-2角 マルキュー/グレジャンボ-半袋
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