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キザクラフィールドテスター
【Field Report No.140416reported by関 淳二(TESTER)】

長崎県佐世保市で開催されたシマノジャパンカップチヌ九州大会に参戦。
延期で開催が1週間伸びた4月12日土曜日。多くの選手が集まる相浦港でファイナルを出場を賭けた熱戦がスタートしようとしていた。

午前4時に船割りの抽選の結果、ゼッケン番号73番で沖磯行きが決まった。
上がった磯はガニ瀬の中の瀬。優先権の無い私は、辺り一面沈み瀬だらけの釣り座からのスタートとなる。
 ほぼ正面からの風を受け5〜6m先の沈み瀬が今にも顔を出しそうだ。
それを考慮し大地遠投60LL-00号を選んだ。
潮の高い時に遠投で沖を狙って枚数を稼ぐ作戦をとる。
午前7時30分に競技開始となり、先ずはノーガンで30m程沖を狙ってみる。
仕掛けはまだ遠くまで飛ばすことができるのだが、マキエがここまでが限界だ。

 一向に本命らしきアタリは無く、針掛かりするのはベラやアラカブのみだ。
沖の深場を狙い続けたが目の前の沈みが徐々に顔を出し始めた。このままではトレースラインはごく僅かなスペースに限られてしまう。1時間程すると沈み瀬が完全に顔を出し遠投で狙うこが出来ない状況となり、瀬際狙いへと転じた。
足元は僅か6mほどのスペースで水深は約4m。
あらかじめ、マキエを常時足元に打っていたため、チヌが居れば食ってくるはずと考えた苦渋の決断である。
 瀬の両サイドには藻が生い茂り、瀬際と沈みの間の海底は白い砂地のようだ。
そこでウキは、大地遠投60L−0シブ(オレンジ)を選び2ヒロ取ったハ
リスとラインを直結。潮受けストッパーS(イエロー)を装着し、針は細地のチヌ針2号とした。水深も浅く、潮の動きも緩やかなので、ノーガンでゆっくりとツケエを落として行く。

 先ずは、自家製オキアミ(白系・赤系・黒系)から様子を見てみたが、反応が無 いため次はダンゴで狙ってみる。
ダンゴも4種類用意(赤茶系・白系・黄色系・マーブル)して、ローテーションさせた。イエローを底に這わせるように誘いを掛けていると、コッコッと触っているのがラインから指先へと伝わって来た。 ラインにテンションをかける。竿先にグィっと乗った所でアワセを入れると、本命らしき首を振る引きが竿から伝わって来た。ロッドは一定の角度を維持し、反発力だけで魚を浮かせる。瀬の両サイドには藻が繁っているので、そこに入られないよう少し強引にやり取りして無事にタモに納めたのは40cmほどのノッコミのチヌであった。
その後、立て続けに同サイズを3連続ヒットさせ、リミットまで後1尾となった所で前半の3時間が経過した。
後半は私に優先権があるため、当然同じ場所を選択し、リミットを目指す。
後半戦に入り暫くすると、念願のアタリを捕らえ5尾のリミットメイクとなり、今度は入れ替えに励む。この時点での水深は3m程となり、チヌが藻の中からチョロチョロと姿を現すのが見えるようになってきた。
 視認できたチヌをサイトで狙ってやろうとダンゴを目の前に落とし誘いをかけるが、全くの無反応。そのまま午後1時の納竿時間を迎えた。

港に帰り、検量の結果5尾6142gで3位となり、ファイナルのキップを手にすることが出来た。

 

 

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