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【Field Report No.150920 reported by 八次 秀樹(TESTER)】

朝晩は肌寒さを感じるほどになってきた9月20日、北部九州で、秋初めのクロ釣りである。場所は今年ようやく蒔絵が解禁となった、佐賀県の松島、加唐島一体である。
私が所属するクラブのグレ釣りトーナメントが本来の釣行目的ではあったが、早々と初戦で敗退した私は、決勝戦の場所取りもかねて、小崎という磯の先端に釣り座を構えた。
左からは本流、右からは大きなサラシ、と強風、なんとも贅沢な状況の中での釣り、得意とする、環付ウキを使用した、全層釣法で久しぶりのクロを釣りあげたい。

まき餌は、オキアミとパン粉が中心だが、麦と遠投が可能な集魚剤をブレンドし、硬めに仕上げるのが、私の秋、定番だ。足元の潮溜りに多めに蒔絵を入れて、正面の潮目に先うち蒔絵をして、仕掛けを投入する。0シブ号の環付ウキ(新製品プロト)が早速潜り込む潮をとらえ、沈み始めていくと、数秒でラインが走った!なかなかの手ごたえである!重量感のある口太グレの手ごたえだ!クロ釣りはこうでないといけない、35センチの口太グレであった、しかしなかなか連発とはいかないもので、バリが連発してあたってくる、引きは楽しめるが、やはり外道は面白くない。少し、潮の流れが弱いためか、仕掛けが入りすぎている感がある、もう少しハリスを横になびかせたいところだが、先ずは手っ取り早く、ウキを00号に交換し、ウキの沈みを早くした分、ラインを張り気味に送り込み、ハリスに潮流をあてるイメージで流してみると再びクロ追加。これも食わなくなってきたので、ウキを0シブに戻し、ハリスの直結部分にガン玉のG4を打ち、目先を変えて、今度は定番であるサラシの先を流してみる、当然、サラシと横風で、ラインが取られて、仕掛けが入りづらいが、辛抱して、ウキを見ながら、ラインの打ち返しと、送り込みを続けていると、ばしっとラインがはじかれて、35センチの尾長が食ってきた。この様に、徐々に状況を攻略していく釣りが展開されていく。スピーディーな仕掛けの交換と投入点や、蒔絵ワークで攻略していき、その場面ごとに最良のアプローチを探していくのが、私の釣りスタイルとなりつつある。
そして今日はサラシの攻略が的中し、短時間で8枚のクロを釣ることができた。

仲間に記念撮影してもらい。本来の目的であった、ムツゴロウFCと佐賀まぐれ会合同のトーナメント戦、決勝を観戦する。服部氏、川島氏、平山氏の3名で対戦だ。
服部氏のリードを中盤で、川島氏が追い抜き、終了間際にダメ押しの一尾を加えた川島氏の圧勝であった。この観戦は、私にとっても大変勉強になり、刺激にもなって、良い体験をさせてもらいました。これからの秋磯シーズンが楽しみである。

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