Field Report

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全日本グレ王座決定戦 11/6~7

去る11月6日(日)・7日(月)に全日本グレ王座決定戦を、王座シード選出とトーナメントからの選抜選手の8名の選手で無事に開催をする事ができました。

 

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グレ王座決定戦ですが、8名の選手でマンツーマンでリーグ戦を行います。

全7試合の戦いにより、現時点の最高の選手達の中でチャンピオンを決める決定戦になります。

試合会場は、トーナメントは宇和島湾内の磯を使用しますが、王座決定戦は日振島の磯を使用します。

湾内の場合は、グレのサイズ的に大きくても35cmクラスと少々粗い釣りでも通用します。

しかし、沖磯の日振島ではグレのサイズがコッパグレから50cmクラスまで幅広く多彩な餌取りも姿を見せ、おまけ潮が複雑に流れるためより多彩な引き出しが必要になります。

沖磯特有の気難しさもあり、自然条件が厳しくなればなるほど釣果に影響がでます。

大会当日は、天気は良く3日間ともに晴れでしたが、初日が北風が吹き釣りづらい磯もありました。

2日間を通して、磯に寄り釣果にムラがありました。

リーグ戦で、初日は各選手が同じ磯を使わない戦いのため、より自然条件に合わせた釣りが要求されます。

 

初日を終わって、山元八郎さん、和泉さんが3勝1敗で暫定トップで2日目に入りました。

2日目の試合も各選手が一進一退の試合を繰り広げ、最終試合は5勝1敗どうしで山元八郎さん、和泉さんの直接対決でチャンピオンを決めることになりました。

決戦の磯は才蔵の奥奥で、両選手ともによく知る磯です。

この試合は、爆釣ではなく丁寧な釣りが要求され、両選手とも一歩も譲らない4尾対4尾で重量勝負となりました。

さすがレジェンド八郎さんですね。

釣っているグレは、和泉さんより一回り大きく決着がつきました。

第38回-全日本グレ王座決定戦-個人成績

 

山元八郎さんは、各試合とも悪い磯回りでかなり厳しい状況での試合を強いられましたが、相手選手が0尾でも1尾、2尾と釣果を出し勝利をものにし、相手選手と釣合いになると相手選手よりサイズが一回り大きく、常に試合巧者で相手を圧倒しました。

これは成績ににも現れ、2日間のグレ総重量と総微数が全選手の中で一番悪かった事です。

各王座選手だけでなく、トーナメンターは見習うべきことが多かった王座決定戦でもありました。

今年のJFTグレ部会は、トーナメントで最年少チャンピオンが誕生し、王座決定戦で最年長チャンピオンが誕生しました。

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長いJFTの歴史の中で今年の様な事が起こらなかったので、JFTの歴史に新たな1ページが刻まれました。

 全日本釣り技術振興評議会(JFT)、これから磯釣り会の発展を目指し活動をしてまいります。

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今後とも、ご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。ご協賛、ご協力を賜り、本当にありがとうございました。

 JFTグレ部会の活動は、facebookのグループで「JFTグレ部会」で発信をしています。

 

全日本釣り技術振興評議会(JFT)

グレ部会・事務局 井上茂樹

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