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初めての磯釣り講座

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瀬渡し船デビューのおすすめ

荒磯で豪快に竿を曲げて、大物との力勝負。釣り人ならだれもが一度は体験してみたいと思うシーンです。
大自然のど真ん中で日常を忘れて釣りに没頭すれば、ストレスなんて即解消です。
この日本特有のすばらしい文化を、多くの方に体験していただきたいと思っています。
瀬渡し船の利用の仕方が分からないという方もいらっしゃることでしょう。
そんな方のために、瀬渡し船利用の手順を紹介してみたいと思います。

 

 

狙いの魚と行き先を決める

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まず決めなければならないのが、対象魚と釣り場です。
釣り場は初めてで分からないという方は、ホームページなどで釣り場情報を調べてみたり、行きつけの釣具店に相談してみましょう。
瀬渡しデビューとショップの方に伝えれば、最適な釣り場、渡船をおすすめしてくれるはずです。
最初は、波が穏やかで安全な釣り場を選ぶのが得策です。釣果よりも雰囲気を楽しむつもりで計画しましょう。
まずは船に乗る時間が短い近場から始めましょう。自分が船酔いしやすいかなどを把握しておくことも大切です。

 

 

磯釣りに必要な装備を用意しよう

渡船の予約が完了したら、前日までに磯釣りに必要な物をそろえます。
まずフローティングベスト(救命具)。これは万が一の落水時に備え、必ず必要な物です。
膨張式のタイプもありますが、磯では浮力体のあるベストタイプを使用します。このタイプにはポケットがたくさん付いており、釣りに必要な小物の収納にも便利な上、不意の転倒時にショックを緩和してくれます。
お店で便利なのは試着ができるので、自分に合うサイズが確認できます。サイズを確認して購入しましょう。

磯釣りに必要な物

  1. フローティングベスト
  2. 磯靴
  3. 帽子、手袋、カッパ、サングラス
  4. 釣り具一式(ロッドケース、クーラー、小物)
  5. キャップライト、その他便利goods
  6. エサの手配、バッカン
  7. 当日の潮、天気

 

磯に上がったら

00009.MTS.17_02_40_23.Still001磯に上がったら荷物を安全な場所に移動させます。現在の潮位や波の状態も考え、荷物が流されてしまわない場所へ移動させましょう。フジツボなど貝類が付いているところまでは、海水が上がってくるというサインです。そんな場所にクーラーを放置なんてことはないように。
ここまでの作業が終わればひと安心。あとは回収の時間まで磯釣りを満喫してください。もちろん安全には気を配りながら釣りを楽しみましょう。
仕掛けやマキエ作りの際、そうじゃない時も、基本は体の正面は海に向けておきます。海を背にして何か没頭としてると、大きな波が来た際に対応が遅れます。
初めての時は釣果よりも瀬渡し船の釣りを理解するというつもりで、安全第一の行動をお願いします。釣りの途中、波が高くなったり風が強くなったときは、船長に電話してみてください。
天候が急変した際は、時間より早く船が回収にくることもあるので、荷物をあちこちに置かず、ぱっとすぐ船に乗り込めるようにしておきます。
万が一でもあっては困りますが、海に落ちてしまったときの心構えは頭に入れておいてください。
あわてて磯に戻ろうとしたくなりますが、まずはいったん磯から離れるのが得策です。
磯に近づくと波の力で磯に叩きけられたり、貝類などでケガをするからです。
救命具は着けているので、まずは沖で浮いて状況を把握しましょう。周りに釣り人がいたら助けを求めて、船長に連絡してもらいましょう。もし目撃者がいない場合は、自分で電話できる状況なら船長に連絡をとってみる。それが不可能なら落ち着いて状況を観察して波がおだやかで磯に戻れそうな場所があるかどうかを見つけましょう。
磯釣りは危険が伴うレジャーではありますから、常に安全第一の行動を心掛けたいものです。

 

 

回収時間が近づいたら

IMG_2187磯釣りを楽しみやがて回収時間が近くなったら、早めに釣りを終えて帰りの準備をします。
遅くても予定の30分前には竿をたたみ道具を片付けます。ゴミの始末も忘れずに行いましょう。
早めに荷物をまとめて余裕で景色を楽しみながら、船を待ちましょう。
時間を忘れて釣りに集中して、船が来てから慌てて道具を片付けることになると、他の釣り人にも迷惑をかけてしまいます。
通常、朝と同じ場所に船を着けますが、潮位や波の状態によっては違う場所になります。その様な場合は船長の指示に従います。
荷物を手渡しで船に乗せたら、自分も乗り込み、船室か後方に乗り込み帰港します。

 

 

帰港してから

荷物港に戻ったら、他の釣り客と協力して釣り具を港に上げます。
その後に瀬渡し代金の支払いをします。船によって異なりますが、待合所がある瀬渡し船の場合は、待合所にて支払います。
船長と会話する時間があったら、上礁した釣り場名をたずねたり、今日の釣果を報告したりするのも今後の釣行に役立ちます。
他のお客さんで良い釣果を上げている方がいたら、どんな釣り方をしたのか、何という釣り場に上がったのかなど、聞ける範囲で聞いてみると後々の釣行にプラスとなります。

 

家に帰って

帰宅したら道具の手入れを行います。
消耗品の確認、ウキ、ハリス、ガン玉など減ったものを確認して、次回の準備をします。
釣具店で情報交換なども良いです。
良い釣果だったらキザクラのHPへの投稿で、楽しかったことを情報upすることで釣友もできます。