田代島でチヌフカセ! 【亥飼 真司】 - ウキのキザクラ

Field Report

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田代島でチヌフカセ! 【亥飼 真司】

5月中旬、例年ではクロダイのシーズンインにはまだ少〜し早い宮城県の田代島ですが…まわりから釣果の声が聞こえて来た事もあり、どんな感じなのか行ってみよう!と5月18日、田代島へと釣行して来ました。

私の上がった磯は田代島の番屋下周辺の磯で シーズン中は沢山の釣人が訪れる人気の場所でもあります。

朝一の状況としては私の場所は潮はそんなに流れておらず、近くのハエ根まわりから攻めてみる事にしました。
狙うポイントは足元から12~13mで右足元から少々サラシが出ていて、そのサラシからの払い出しの先になります。

この状況からウキはキザクラのD-Flatz74のP-J6をチョイス。

D-Flatz74[ディーフラッツ 74]

扱いやすくバランスが良いので私のメインウキの一つです。

タナは竿1本ちょっとでウキ止めを付け、ウキは潮やエサ取り等の状況確認の為シブシブで浮かせ、ガン玉無し。
ハリスは竿1本程。
タナまでゆっくりツケエサを落していきます。
(この状況ですとシブシブに浮かせて使うにはPー0でも良いのですが、こちらでは塩分濃度の差で0だと沈んでしまうのでPーJ6をチョイス。J6でシブシブくらいです。)

状況確認に仕掛けを投入してみると、幸先よく一投目からクロダイがヒット!


三投目で2匹目追加、一緒の磯に乗った友人の今野スタッフにもクロダイが掛かり、コンスタントな立ち上がりです。

釣れてくる個体は皆お腹パンパンで今年のシーズンインの早さが伺えます。
その後潮変わりでゴミと共に色の悪い潮が寄せて来たところで手前からはクロダイからの反応が消え、エサ取りが出始めました。

 

手前のポイントを見切り、今度は沖にある板の切れ目辺りの少し深いところを攻めてみるとツケエサが残ります。
ポイントが遠くなった事と表層の潮が安定しない事もあり、確実にツケエサをタナに入れる為、このタイミングでウキをキザクラD.susMacro&ディンプルMacro の2B-2Bにチェンジ、上ウキは浮かせる設定です。

UZAWA D.SUS Macro&ディンプル Macro[ウザワ ディーサスマクロ&ディンプルマクロ]

今回もハリスにガン玉は打たず、ツケエサをディンプルMacroから下の竿1本ほど取ったハリス分をゆっくり落とし、アプローチしていきます。

D.SUSシリーズの二段ウキは1個だけのウキ単体よりも風や表層の流れの影響に強く、ウキ単体よりズレ難くく、仕掛けが浮き上がり難いので、私はある程度の状況でしたらハリスにガン玉を打たずに使っています。
ポイントが遠く道糸の抵抗で仕掛けの馴染みやポイントズレが気になる時、上ウキと下ウキの位置関係で潮の効き具合の確認など、短い時合いを察知したりと至れり尽くせりのウキだと思います。

私のセッティングとしては、上ウキと下ウキの角度を見てウキの号数やサイズを決めていきます。
コンディションが悪くなってきた時に多用するので仕掛けの馴染みといった点ではクロダイでしたら上ウキと下ウキが多少立ちぎみでも良いと思っています。
ガン玉は潮の速さや風等の影響が強くなってきたらジンタンサイズの小さなものを段打ちし対応することが多いです。

安定しないながらも潮は湾奥から外に向かってゆっくり流れ始めたので、その潮に仕掛けを乗せ、何度か仕掛けを打ち直しポイントを探ってみると…ようやく食ってきてくれました!


その後も多少の状況の変化は有るものの、ポツポツと釣れ続き、私はクロダイ9枚、今野スタッフ、私の二人とも年無しサイズまで釣れ、例年ではなかなかあり得ない様な釣果に恵まれました。

まわりでは、マダイの釣果も出て来ています。

今年の田代島は今が旬かも知れませんね。

皆様も楽しい釣りを是非田代島で送ってみて下さい。